「自分を愛せなくなってしまった人へ」ツール10

私たちに苦しみを与える何かが起こった時、ハートへの扉が開きます。そして癒しを経験してより完全な存在になるために、自分自身やその苦しみとともに入る準備が整うのです。でも大抵の場合、私たちはこれまでの条件づけのために、開いたドアに気付かず無視してしまうでしょう。そして苦しみの反対側へと逃げ出すのです。苦しみと共にいたいとは絶対思わないはずですし、ましてそれに対して思いやりある優しさを見せようなどとはしないでしょう。でももし自分を愛したいと思うなら、それが私たちのしなければならないことなのです。

 

誰かの苦しみとなる事が起きた時、その人を愛すると同時に彼らから逃げるということはできません。彼らを心から愛しながら、同時にその苦しみを修正するということもできません。あなたが彼らの苦しみを修正しようとすれば、直ちに抵抗されるでしょう。というのも相手は「私が今感じていることはよくないことと思われている」とあなたの行動から感じるからです。愛を示すとは、相手と共にいて思いやりある優しさを示すことなのです。

 

私たち自身が苦しんでいるときについても、同じことが言えます。

 

自分自身に愛を示すとは、苦しんでいる自分とともにいること、そしてその苦しみを十分に感じ、自分自身と苦しみに対して思いやりや、深い優しさを示すことなのです。

 

あなたが考えたこと、言ったこと、したことだけでなく、あなたが感じたことも十分に受け入れましょう。それから今の状況についての真実を認めてください。心の中で作り変えたり、「もしそれが起こらなかったら」と願ったりするのはやめましょう。それが起こったという事実に抵抗しないでください。抵抗はエネルギーの無駄遣いです。現在あなたがいる状況と、それが何であれ「起こったことは起こったのだ」ということを受け入れてください。

 

202ページに「自分に思いやりを示すエクササイズ」の具体的な方法が載っていますので、それをご覧ください。

 

 

「自分を愛せなくなってしまった人へ」著:ティール・スワン 訳:奥野節子 発行:株式会社ナチュラルスピリット