
気づくってなんだろう?
人間にとって永遠の課題かもしれないと思える。
気づくことがなければきっと進歩もしないだろうし、心も平穏になれない。
どうして自分はここまで気づくことにまるで中毒のようにとらわれてしまうのか?
魅了されてしまうのか?
そう最近は思っている今日この頃。
今までは知的に新しいことに気づくことだけを意識していた。
だから今までも(今も)本をたくさん読んだりしている。
でも本当は大切なことのベースはみんなもともと自分の中にあるらしい。
それさえも本や人から教えてもらったことだった。
ゼロから自分自身の中から気づきについて気づいたことはなかった。
正直なところとっても平凡な人間だと思う。
平凡だけど気づきに対する興味は今のところまだまだ尽きない。
気づきがあるから心を動かす。
お腹がすいたことに気づく
やりたいことに気づく
やりたくないことに気づく
美味しい空気に気づく
美しい景色に気づく
つらい気分になっていることに気づく
ささやかでも楽しいことに気づく
孤独に気づく
孤独ではなかったことに気づく
親のありがたみに気づく
子の成長に気づく
人生の不思議に気づく
今、呼吸していることに気づく
今、生きていることに気づく
明日は誰にも分からないことに気づく
今の貴重さに気づく
心が動くから行動につながる。
行動するから感情がゆれる出来事を体験する。
もう満足したらその行動はしなくなる。
満足しなければずっと注意を向け続ける。
そのうちまた気づきがある。
それらがぐるぐる回って循環していく。
自分は本当はどんな人間なのかを知っていることで、気づきのベースがひとつ上がることもある。
知らないと下がることもある。
だから気づきが気づきを連鎖していく。
最近、会社のコーチングでも「気づきのワーク」を積極的に取り入れている。
「あなたは何に気づいていますか?」と聞くだけ。
「私は〇〇に気づいています」と制限時間まで気づきを話してもらうワークで、3つの領域(※)を自覚的に話してもらう。
※思考領域(解釈,想像,記憶)/現実領域(五感)/からだの領域(生理現象,気持ち)
カウンセリングやコーチングの心の姿勢を整えるのにとても役立っている。
本当は何にも知らない。
知らないことを知らない。
それに気づいたからこそ、気づきに興味がでてくるのかもしれない。
そんな人間です。