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パブロフの犬

「パブロフの犬」とは、

 

犬にベルを鳴らしてえさを与えると、ベルを鳴らしただけで、犬がだ液を分泌するようになる。ロシアのパブロフ(1849〜1936年)が実験で発見した生理現象で、心理療法の世界では広く知られています。

 

誰かに怒られて、つい自動反応してしまうのもこれと同じです。誰でも何かのことで条件付けされています。

 

そしてベルを鳴らした相手を怖がったり憎んだり嫌いになったりします。

 

過去から長い間、その条件付けの記憶を反芻してしまい、習慣的に反応してきたため、身体の中に蓄積してきた感情エネルギーによって、自動的に反応してしまいます。

 

そのエネルギーがあるうちはどうしようもないのです。必ず反応します。

 

その理屈を頭でまだ理解していない人は、まずはここから理解する必要があります。

 

でも、いくら頭で理解しても条件付けによる自動反応をまだ止めることはできません。

 

その感情エネルギーを「認めて受け入れて手放すプロセス」で自動反応を止めることが可能になります。

 

ほとんどの心理療法は、基本的に同じようなプロセスをたどります。

 

このプロセスで最初に必要なのは、そういう想いを確かに持っているということを自分で観察し認めることです。

 

それには瞑想が役立ちます。

 

ただ、瞑想を好んで実行する人は、人によって瞑想との相性がありますので、誰でもできるわけではありません。

 

でも、これだけは確かです。相手が怒るから悪いんだ! と思っているうちは、何も始まりません。